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地唄『夕顔』

先日の久良岐能舞台で行われた“芸者と能装束”の演目であります、『夕顔』を富久丸が舞いました。どうぞご覧ください。

《解説》京の五条にある、夕顔の花が咲く質素な屋敷。
半蔀の上がった建物に見え隠れする夕顔に恋をしてしま
う光源氏。しかし情熱的な恋は儚くも束の間、夕顔は物
の怪に殺され、恋は終わりを告げる。
この地歌舞は夕顔の霊が恨みつらみを表現するのではな
く、光源氏との出会いを思い出してひたすら懐かしみ、
恋心を語り舞うというしっとりした優美さが幻想的に
際立つ演出になっている。

三絃 小野真由美   箏 金田和歌奈

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